水菜の食べ過ぎは体に悪い?生は大丈夫?栄養や効果・冷蔵や冷凍保存の方法も

これから寒さが増してくる季節ですが、お鍋がおいしくなる時期でもありますね。
お鍋に欠かせない具材の一つに水菜があります。
お鍋の他にもサラダや炒め物など、便利な水菜ではありますが、食べ過ぎてしまうと体に悪いのでしょうか。
水菜は食べ過ぎると下痢や腹痛、高カリウム血症などの原因にもなりますが、ほどほどであれば、健康に影響はないと言われています。
この記事では、水菜をたくさん食べると体に悪い?について調べてみました。
他にも、「水菜は生で食べても大丈夫?他の食べ方は?」「水菜の栄養成分は?どんな効果がある?」「水菜の冷蔵保存方法は?冷凍方法も」「水菜を使ったサラダでおすすめはこれ!」についてもご紹介します。
目次
水菜をたくさん食べると体に悪い?
水菜はおいしいし、低カロリーだからついつい多めに食べてしまいがち。
水菜は、たくさん食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛を引き起こす場合もあります。
水菜には食物繊維と水分が豊富です。
食物繊維は腸内をきれいにしてくれる成分ではありますが、過剰に摂取すると大腸で発酵し、ガスがたまってしまいます。
ガスが溜まってお腹が張ったり、腹痛になってしまう場合もあります。
また水分が豊富ですので、体を冷やして下痢になってしまうこともあります。
他にも、腎機能が低下している方や、透析を受けている方に注意が必要なのが高カリウム血症。
カリウムは水に溶ける性質があるので、水にさらしたり、ゆでる等すると3割~5割程度は減らすことができます。
水菜は生で食べても大丈夫?他の食べ方は?
野菜には生のままでも食べられるもの、加熱しないと食べられないものとあります。
水菜は生でも、加熱しても食べられる便利な野菜です。
これからの時期、寒い日にはあたたかいスープやお鍋がおいしいですね。
水菜もスープの具材に使えますので、水菜と卵を使ったスープのレシピをご紹介します。
水菜の根元を切り、3㎝程度の幅にカットします。
卵をボウルなどの器に割り入れて、よく溶きます。
鍋に水、鶏ガラスープの素、しょうゆ、塩胡椒を入れて、中火でひと煮立ちさせます。
水菜を加えてさらにひと煮立ちさせ、溶き卵を回し入れます。
溶き卵が半熟になったら火を止めればできあがりです。
水菜の栄養成分は?どんな効果がある?
気になる水菜の栄養成分ですが、どんな効果があるのでしょうか。
水菜は、水という文字がつくだけあり、水分が豊富です。
ですが、食物繊維をはじめとする様々な栄養も豊富に含まれているのが特徴となっています。
また水菜は白い部分が多いですが、βカロテンの含有量から緑黄色野菜に分類されています。
βカロテンは体内でビタミンAとして作用し、皮膚や粘膜を正常に保つ働きの他、抗酸化作用や抗ガン作用もあると言われています。
日焼けやシミ予防にも効果があると言われているので、美容にも健康にも良い成分です。
他にも動脈硬化の予防に効果があると言われている葉酸、貧血予防に良い鉄分や、カルシウム、マグネシウムなど、日本人に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。
水菜はおいしいだけではなく、体に良い栄養が豊富な野菜なんですね。
水菜の冷蔵保存方法は?冷凍方法も
水菜を1袋全部、一度で使い切るというのは中々難しいですよね。
水菜を冷蔵保存する場合の方法は以下の通りです。
水菜をよく洗い、新聞紙で包みます。
根元は湿らせたキッチンペーパーで包んでおきます。
新聞紙で包んだ上から、ビニール袋をかぶせ、冷蔵庫内に立てた状態で保存します(ドアポケットでも可)。
冷蔵での保存期間は1~2日です。
冷蔵保存した場合、ビタミンCやカリウムが減少していきますので、なるべく早めに使い切ってください。
次に冷凍での保存方法です。
水菜をよく洗い、使いやすい大きさにカットします。
冷凍用の保存袋等に入れて、そのまま冷凍庫へ。
冷凍での保存期間は約1か月となっています。
水菜を使ったサラダでおすすめはこれ!
水菜を使ったサラダのレシピをご紹介します。
最初は、水菜だけを使った和風サラダです。
水菜は4㎝程度の幅にカットします。
ボウルにカットした水菜、白すりごま、ごま油、しょうゆを加え、和えます。
お皿に盛り付け、鰹節、刻みのりをのせたら完成です。
シンプルな和風サラダですが、もりもりおいしく食べられるのでおすすめです。
次に、水菜とツナを使ったサラダのレシピです。
小さめのお皿等に、ドレッシングの材料(オリーブオイル、酢、塩、胡椒)を混ぜ合わせておきます。
水菜は5㎝幅にカットし、冷水に3分程度さらした後、水気をきります。
ボウルに、カットした水菜と、油をきったツナを入れて混ぜ合わせ、ドレッシングを加えて和えたらできあがり。
どちらもお手軽にできるサラダですので、ぜひおためしください。
まとめ
この記事では「水菜の食べ過ぎは体に悪い?生は大丈夫?栄養や効果・冷蔵や冷凍保存の方法も」についてご紹介しました。
まとめると、
・水菜はたくさん食べると、腹痛や下痢、高カリウム血症を引き起こす可能性があるので、食べ過ぎには注意が必要。
・水菜はサラダなどのように、生でも食べられるし、お鍋の具材やスープなど加熱して食べても良い。
・栄養成分は、食物繊維をはじめ、βカロテンやビタミンCやカリウムなど、健康や美容にも良い栄養素が豊富に含まれている。
・水菜を冷蔵保存する場合は、冷蔵庫で1~2日程度、冷凍保存する場合は1か月が保存期間の目安。
1年を通しておいしく食べられる水菜。
これからの時期は、温かい料理にして食べるとよりおいしく食べられそうです。
水菜だけではありませんが、食べ過ぎは体に良くありませんので、ほどほどにしておいてくださいね。
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