大根おろしをする時は皮をむく?皮ごと?時期で違う部位ややり方・水切りについても

大根おろしをする時、皮をむくのか、皮ごとなのか?迷いますよね。
ここでは大根おろしをする際に皮をむくべきかどうか、また季節や部位によって異なる方法や辛さ、さらには絞った汁の使い道、おろした汁を飲むのは危険や加熱したら栄養はどうなるのかなどについて紹介します。
目次
大根おろしは皮ごとできる?
大根おろしをする際、皮ごとおろすことは可能です。
大根の皮にはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、栄養価も高いです。
また、皮をむかずにおろすことで、大根独特の風味や辛味を引き出すことができます。
ただし、皮ごとおろす場合は十分に洗って清潔にすることが重要です。
また、新鮮な大根を選ぶことも大切です。
古くなった大根の皮は硬くなっていることがあり、食感が悪くなる場合があります。
3月~8月・大根の場合は皮をむく?むかない?
3月から8月にかけての春夏に収穫される大根は、皮をむかずにおろすことが一般的です。
この時期の大根の皮は比較的薄く、柔らかいため、おろした際に食感も良くなります。
また、春夏の大根は辛さが少なく、甘みがあります。
そのため、皮ごとおろすことで、大根本来の風味を楽しむことができます。
9月~2月・大根の場合は皮をむく?むかない?
9月から2月にかけての秋冬に収穫される大根は、一般的には皮をむいてからおろすことが多いです。
これは、秋冬の大根の皮が比較的厚く、食感が固いため、皮をむかないと食べづらいことが主な理由です。
秋冬の大根は春夏に比べて辛みが増し、風味も強くなる傾向があります。
そのため、皮をむくことで辛味を抑え、食べやすくすることが好まれます。
皮をむく際は、ピーラーや包丁を使って丁寧に行いましょう。
また、皮をむいた後は早めにおろすことで、風味や栄養を逃さないようにしましょう。
大根おろし皮ごとは辛いの?
大根おろしを皮ごとおろすと、一般的には辛さが増すと言われています。
大根の皮には辛味成分が多く含まれており、その辛味がより強く感じられることがあります。
ただし、辛さの感じ方は個人によって異なるため、好みに合わせて皮ごとおろすかどうかを選ぶことができます。
辛さが苦手な方やマイルドな味わいを求める場合は、皮をむいてからおろすことをおすすめします。
大根の部位で辛さが違う?
大根には根の部分と葉の部分があり、それぞれの部位で辛さや味わいに違いがあります。
一般的には根の部分が辛味を持ち、葉の部分は苦味があります。
(根から先端に向かうにつれ辛くなる)
大根おろしをする際には、辛さを抑えたい場合は根の部分を中心におろすことがポイントです。
また、葉の部分は苦味があるため、適度な量で加えることで、風味や食感のアクセントとして利用することができます。
大根おろしのやり方や水切りの仕方は?
大根おろしのやり方は以下の手順になります。
- まず、適切な大きさに切った大根をおろし金でおろします。
皮ごとおろす場合は、よく洗ってから行いましょう。 - おろし終えたら、水切りを行います。
- 大根おろしは水分が多いため、水切りをすることで余分な水分を取り除き、おろし汁の量や食感を調節します。
- 水切りの方法は、ザルや布巾に大根おろしを移し、軽く押さえるなどして水を切ります。
また、おろし汁を利用する場合は、別の容器に移しておくことも忘れずに行いましょう。水切りをすることで、より美味しい大根おろしを楽しむことができます。
大根おろしを絞った汁の使い道はある?
大根おろしを絞った汁にも利用方法があります。
大根のおろし汁にはビタミンCや酵素が豊富に含まれており、健康効果が期待されています。
おろし汁は、鍋物や煮物のだしとして活用することができます。
また、汁に含まれる酵素の作用を利用して、料理の消化を助けたり、食材の下ごしらえに使ったりすることもできます。
ただし、おろし汁は生の状態であるため、衛生面に注意し、早めに使い切るようにしましょう。
大根おろしの絞った汁をそのまま飲むのは危険!
大根おろしの絞った汁は健康に良いとされますが、そのまま飲むことはおすすめできません。
大根にはチアゼインという成分が含まれており、これが胃酸と反応することで有害な物質を生成する恐れがあります。
そのため、大根おろしの絞った汁は加熱処理を行ってから飲むか、料理に利用することをおすすめします。
加熱することで有害物質が分解され、安全に利用することができます。
余った大根の皮で何が作れる?
余った大根の皮は、無駄にせずに活用することができます。
例えば、大根の皮を細かく刻んで炒めたり、天ぷらにしたりすることができます。
大根の皮を細かく刻んで炒めると、香ばしさが引き立ち、おつまみや副菜として楽しむことができます。
また、天ぷらにする場合は、衣をサクッと揚げて、さっぱりとした食感を楽しめます。
さらに、大根の皮を使った漬物や和え物もおすすめです。
皮の部分にも栄養や風味が含まれているため、無駄にせずに利用することで、料理のバリエーションを増やすことができます。
大根おろしを加熱すると栄養はどうなる?
大根おろしを加熱すると、一部の栄養素が変化したり失われることがあります。
大根に含まれるビタミンCは、加熱によって一部分解されるため、生の状態で摂取するとより多くのビタミンCを得ることができます。
ただし、一方で加熱によって消化吸収がしやすくなるため、一部の栄養素は効率よく摂取することができます。
また、加熱することで大根の辛味が和らぎ、甘みが増す場合もあります。
加熱方法には蒸す、煮る、炒めるなどさまざまな方法があり、料理の種類や好みに合わせて適切な加熱方法を選ぶことが重要です。
まとめ
大根おろしをする際には、季節や部位によって皮をむくかどうかが異なります。
春夏の大根は皮ごとおろし、秋冬の大根は皮をむいてからおろすことが一般的です。
皮ごとおろす場合は、十分に洗って清潔にしましょう。
大根の部位によっても辛さや味わいが異なるため、おろす際の配慮が必要です。
また、大根おろしの絞った汁は料理に活用できますが、生のまま飲むことは避けましょう。
さらに、余った大根の皮で作れる料理もいくつか紹介しました。
大根の皮を刻んで炒めたり、天ぷらにしたりすることで、美味しい一品を楽しむことができます。
大根おろしを加熱すると、一部の栄養素が変化したり失われることがありますが、一方で消化吸収がしやすくなる利点もあります。
加熱方法を適切に選び、栄養素を最大限に活かす工夫をしましょう。
大根おろしは、その辛さや風味、栄養価など様々な要素が絡み合い、料理にアクセントを与える重要な役割を果たします。
季節や部位によって適切な処理方法を選び、調理の際には衛生に留意しましょう。
大根おろしの奥深さと多彩な使い道を知ることで、料理のバリエーションを広げることができますね。
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